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命の根本(もと)をみつめて~反始慎終~

2021 11/17
他単会会員
2021年11月17日
横浜市北倫理法人会 副専任幹事 (株)中央メディアエージェンシー 取締役 佐藤 晴美

第672回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
テーマ:『 命の根本(もと)をみつめて 』~反始慎終~
講話者:横浜市北倫理法人会 副専任幹事 (株)中央メディアエージェンシー 取締役 佐藤 晴美 氏

 今回の佐藤晴美さんの講話は、9月のあるモーニングセミナーがきっかけで実現した。その日は倫理法人会の母体である「倫理研究所」で、今期から我々の属する首都圏方面を担当されることになった、那須隆方面長が講師をされた。そこにわざわざ横浜から、リアル参加された佐藤晴美さんが、那須先生に報告に来たとシェア会で語った。それも那須先生の指導の後に、私に起こった奇跡を報告に来たという。

 今日その奇跡の全貌が、明らかになる(笑)

 冒頭今日伝えたい三つのこととして、結論から講話は始まった。

1 最も大切な命の元(両親)に対し、思いを向けることの大切さ
2 倫理指導を純粋に受け止め実践した後に、どんな奇跡が起こるのか?
3 幸せになる覚悟を持つ

 極々簡単なプロフィールを語ってくれた。幼稚園の教員をしていた。結婚して2人の子供を授かり、離婚して現在は猫と暮らしている。仕事は結婚と共に幼稚園を退職。離婚を期に広告代理店に勤めて、2005年に同じ業種で独立、現在に至る。倫理との出会いは7年前。

 奇跡は起こすもの。那須方面長の講話のタイトル。晴美さんは倫理に入り、これまで「迷ったら倫理指導を受ける」ということを信条としている。この倫理指導について丁寧にゲストに説明をする。これが今日の講話のキーワードとなる。

 倫理では法人レクチャラーというお役を受けている。法人レクチャラーとは、倫理の実践から起こった体験を、講話者として伝えるお役。法人レクチャラーとしての初めての講話は大阪の吹田市。80人近い方の前でお話しした。絶縁状態だった父親と、入会半年で和解したという話をした。その終わり際、高齢の女性が歩いてきて、倫理から離れないように、迷ったら倫理指導を受けるようにと言われた。

 入会して学ぶ中で、自分に足りないものは親との関係だと気づいた。幼い時に父親の暴力があり両親は離婚。出て行ったのは母親だった。残された父親に育てられる中で、母親への恨みを言う父を許し難かった。そんな父親と和解したものの、心の奥ではやはり許せてなかった。ここで倫理研究所の前の方面長、当時の三浦教育部長の倫理指導を受ける。

 お父様の悲しみを想いなさい。正直ピンとこなかった。そして倫理のテキスト44ページのラストを読みなさい。自分自身を尊ぶ、親孝行とは自分自身をしっかりさせることである。自分自身を尊ぶことが、親や祖先を大切にすること。自分のことを二の次、三の次にしていた自分に気づく。仕事や倫理など環境に追われ、自分が亡くなっていたと気づいた。

 法人レクチャラーとしての研修で、富士高原研修所に行くと、そこで担当したのが那須方面長だった。研修で自身の体験を話すと、那須方面長が近づいてきた。自分の名刺の裏に、感謝、お礼、お願い、そして許すという7つの項目を書き出すと、これを別れたご主人様への朝夕の挨拶としてやってごらんという。奇跡が起こるよ。

横浜市北倫理法人会 副専任幹事 (株)中央メディアエージェンシー 取締役 佐藤 晴美

 なぜ別れた旦那に?と思ったが、理屈なくやるのが倫理。毎朝実践してみた。半年後、お母さんが末期の癌で入院する。一月、今年の桜は見れないかもと、言われていたが、その別れはすぐにやってきた。いよいよと言われて子供たちが呼ばれる。チアノーゼも出ていて今日か明日かという時、何故か看護師さんが入ってきて、いつもと変わらない様子で「足を洗いましょう」と、沐浴の支度を持ってきた。娘三人で母親の足を洗う。その後ナースステーションから、容態の変化を伝えに別の看護師が。最後だから手を握ってあげてください。

 息を引き取るのがわかった。その後入ってきた医師は、看病していた息子が一人いないことに気づくと、いつ戻ってきますか? あと五分くらいで戻ると知ると、手をさすってあげてくださいと、息子さんが戻るまで臨終の宣告を待ってくれたようだ。みんながそろった後、お母様は旅立った。

 配慮され尽くした素晴らしい病院で、最後まで暖かい人々に見守られて、天国に旅立つ母親を見送ることができた。しかも本当に最期という時に足を洗って送り出すことができた。

 その後コロナが始まり、父の元になかなかいけなくなった。久しぶりに会いに行くと、認知症がはじまっていた。そのせいもあったかどうか、父親の口から亡くなった母親の悪口を言うようになる。それが耐えられなく、ついに父親に声を荒げる。倫理指導で三浦教育部長に、父の言うことは全て聞くように言われていたが、我慢の限界だった。それを機に父親の認知症は一気にに進んだという。ある時50年前に離婚し、すでに亡くなっている母がいないと探しだし、警察に連絡するという騒ぎをおこした。

 しかしその姿を見て、父親の想いに気づく。本当は母のことを憎んでいたのではない。口下手な父は、母への愛情をうまく表現できなかっただけだった。父親こ悲しみを想う。倫理指導の言葉が、腑に落ちた瞬間たった。その後元のご主人への七つの挨拶に、父親への八つ目が加わった。それから一月後父に会いに行くと、いつもと様子が違う。険しい顔で「あの女は」と母のことを罵る父の姿はもうなかった。

「母さんは天国に行けたんだよな。
母さんのことは、もう心配しなくていいんだな。」

 いつも罵っていた母親を、父親が母さんと呼んだ。奇跡は起こった。想いは通じた。何をしてくれたからではなく、ただ自分を産んでくれたその一点に感謝の念が湧く。産んでくれてありがとう。今その意味を噛み締めると、もう一つの大切な気づきが訪れる。自分の二人の子供も、別れたご主人と出会ったからこそ。元のご主人への想いと父への想い。二つの蟠りは解けた。

父に対する実践が、元のご主人に対する気づきにつながったのは、那須方面長の七つの挨拶の指導あればこそ。倫理指導の威力を痛感した。私たちは幸せになるために生まれてきた。栞は幸せになる法則が書いてある。本気で覚悟を持って学ぶことの大切さを、晴美さんは教えてくれた。

 本気で学ぶこと。それは謙虚に指導を受け、疑いなく実践すること。紐解いていくと35分の中に、とても深い内容が詰まっていた。法人レクチャラーとしての晴美さんの講話力にも脱帽の、骨太の講話でした!

専任幹事 内山 聡 記

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