令和7年6月13日(金)
第858回平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー
【継続は力なり】
一般社団法人倫理研究所 法人局 参事 増田 彰司 名誉法人アドバイザー
責任者とは、ここ一番の場面で「YES」か「NO」かを判断しなければなりません。
しかし、商売をしていると「この仕事はうちに合うか」「支払いは大丈夫か」と不安がよぎることがあります。
雑念が入ると、文字も書けなくなり、体も心も固まってしまう。
だからこそ、すぐに答えを出さず、ワンクッション置くようにしています。
私が倫理法人会に入って良かったと思うのは、「出会い」の大切さに気づけたことです。
商売を50年続けると、ある方程式が見えてきます。
創業時、「俺は社長だ」と名刺を配っても、実際には世の中を知らず、がむしゃらに働く時期が続きます。
やがて壁にぶつかり、世間の厳しさを知る。
そして、分岐点がやってきます。
そこをどう乗り越えるかは「出会い」によって決まります。
良い出会いがなければ、事業は衰退し、やがて倒産してしまう。
日本では年間約4万社が創業し、約2万8千社が倒産しています。
私も出会いに導かれて倫理に入会しました。
皆さんも誰かの紹介で来られていると思います。
その「ご縁」を大切にしてほしいと思います。
57期を迎えた私の会社も、決して順風満帆だったわけではありません。
銀行、社員、仲間、お得意様…多くの方々に支えられて今があります。
経営で大切なのは、責任者としての毎日の過ごし方、そして日常の「実践」です。
私は「1・10・100・1000・10000」という数字の習慣を実践しています。
「1」朝起きたら、水道の一番水をコップに入れ、仏壇に供え手を合わせる。
「10」トイレのたびに手洗いと口すすぎをし、清潔を保つ。
「100」鏡の前で笑顔をつくり、自分に笑顔をインプット。鏡の中には自分をつくってくれた両親や祖先の存在があります。
「1000」…毎日1枚のハガキを書く。商談前や出会いの前に心を込めて書くことで、気持ちが整います。
「10000」…万歩計をつけ、健康を意識する。責任者はまず健康であるべきです。
また、数字には健康との深い関わりがあります。
水分が体内で「3%」減ると脱水、「6%」でめまい、「9%」で倒れます。
深呼吸の数「18」、体温「36℃」、心拍数「72」、血圧の上限「144」、妊娠期間の目安「288日」など、私たちは自然のリズムとともに生きています。
日本では明治5年、先人たちが統一カレンダーを整え、鉄道や郵便制度を整備しました。
私たちもまた、100年後の子孫のために何かを残していかなければなりません。
倫理法人会の創始者・丸山敏雄先生は、「道徳」と「倫理」を掲げられました。
倫理を学ぶことで、心がぶれなくなります。
左手はこれから生まれてくる子孫の手、右手は今の自分を支える祖先の手。
その両手を合わせ、日々を真剣に、そして楽しんで生きる。
日々を楽しみ、心穏やかに過ごす人は、自らの人生の庭に種をまくことができます。
朝の学びを通して、皆さんが自分にとっての「何か」を持ち帰っていただければ幸いです。
幹事 鱸 智子 記













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