第882回 平塚市倫理法人会
経営者モーニングセミナー
- 開催日: 2025-11-28
- 講師: 中崎 行雄 一般社団法人倫理研究所 法人局 参事 法人アドバイザー
- 講話内容: 「マイナス言葉は負の遺産、 プラス言葉は正の財産、 さらに感謝言葉は……」
- 記録者:平塚市倫理法人会 幹事 安田 雄彦
講話「マイナス言葉は負の遺産、 プラス言葉は正の財産、さらに感謝言葉は……」

講師は、32歳でカーテンなどを製造する会社を金沢市で設立され、39歳で倫理法人会に入会、石川県で単会2つの会長と県会長も務められた方です。70歳でご子息へ事業を承継し仕事を辞められて現在71歳。傍目には円滑に事業承継されたように見えますが、実はその前の6年間、ご子息とのいざこざが続き、ご子息からは「もう会社に来ないで」と言われて、追い出されるような形で退任に至ったとのこと。
その際、ご自身に対して深い内省をされました。ご自身は「合理的に考え、素早く着手・行動し、最大の効果を求める」生き方をされてきて、事業の成果を上げることにつながった半面、「人としてはどうだったか」を問いかけ、あまりにも合理的でありすぎて。自分の心を開くことができなかった、との自己反省につながります。
その原因は習慣的に「マイナス言葉」を使っていたからで、70歳になってようやくそれがわかったということ。「尊己求人」にある、「恐れ、怒り、悲しみ、ねたみ、不足不満の心」、その心がマイナス言葉として出てくる、それが自分の心を閉ざし、自分の心に壁を作っていた、との気づきを得ました。
倫理法人会憲章にある、「経営者の自己革新を図り、心の経営」を可能にするには、
- マイナス言葉をやめること、そして、マイナス言葉をやめると自然にプラス言葉が出てくるということ。
- 感謝の心を育てること。心の壁を砕き、多くを受け入れる。
- 自分の感情をコントロールすること。ベストパフォーマンスを演出できる。
の3つが大事として、ここからは、万人幸福の栞の17箇条のそれぞれの解釈の仕方と各条の(講師ご自身が考えた)実践内容を一表にした資料でいくつか具体例をご紹介いただきました。
まず、第1条(日々好日)は、今を最大限に生かすこと。そのための実践は、「一日一改善」、自分の気づいたことを改善していくということ。気づかない人は何もできない。気づきをよくするには1日1つの改善をしてはどうかということ。
第3条の運命自招は、運命は自分次第ということ。実践内容は、見るもの、聞くものを感謝の言葉に変える「感謝日記」をつけることで肯定的思考を作ること(毎日3つ)。
プレゼントをもらったら感謝、優しい言葉をいただいたら感謝、雨が降ってきたら恵みの雨と思って感謝など、とにかく無理やりでも感謝の言葉をつくらなければいけない。そうすると、普通は文句がでるところでも自分の周りに全て感謝の言葉が出てくるようになる。
ご子息への恨みつらみの感情も、多くの会社が後継者不足で会社を売却することがある中で「息子は会社を継いでくれた」という感謝の気持ちに変わりました。感謝日記で自分の気持ちが和らいでいったことを感じ、ご自身にとって非常に効果があったとのこと。
第4条の万象我師の「心を空にして」は自分の心に壁を作らず解放しなさいということ。実践としては「感情ノート」を付けること。「パワーかフォースか」というかつてのベストセラー書籍の考え方を紹介。フォースは奪う、攻撃する力で、パワーは与える、引き出す力のこと。同じ力でも、マイナスの力(人から奪う力を持っているのか)か、プラスの力(人に与える力をもっているのか)かで大きく異なる。今、自分の力はどちら側にあるかを感情ノートに付けることで、怒りに任せて発する言葉や行動を反省しながら、常にパワー(プラスを与える力)を発揮できる存在に変えていけば、全く違う人生になっていくとのこと。実践例としてドジャースの山本由伸投手が毎イニングごとに感情ノートを記し、自分の感情をコントロールして大きな仕事を成し遂げた事例もご紹介いただきました。
世の中的には事業を成功させて70歳で事業承継して引退されるというのは、それだけで素晴らしい人生のように思えますが、ここまで謙虚に内省され、感謝の気持ちを持って全国を行脚され、実践を続けることで自己革新を続けておられることに大変感銘を受けました。その実践内容もとても具体的でわかりやすく、私もまずは毎日三つの感謝の言葉を考えてみたいと思いました。また、栞の分類や要約もとてもわかりやすく、個人的にはこうした整理がいずれできればよいなと思っていた、目からウロコの完全保存版の資料でした。貴重なご講話ありがとうございました。
平塚市倫理法人会 幹事
安田 雄彦 記
会長挨拶

今年は倫理法人会発足45年、倫理運動創始80年にあたる節目の年。当会会員は現在128名まで増えてきた。「会員が増えること=地域貢献」につながると考えており、さらに増やしていきたい。そしてモーニングセミナーに出ることで学びがある、あいさつなど当たり前のことができるようになる。これからも会員の皆さんと一緒に学び、人とつながることを大切にしていきたい、年内残り4回、皆勤を目指して頑張りましょう、とのお話がありました。
平塚市倫理法人会 幹事
安田 雄彦 記
会員スピーチ:武内 祐輔 会員

当会の武内祐輔会員(鍼灸・接骨院経営)のスピーチです。本年1月に念願の法人化を果たし、店舗拡大やスタッフの待遇改善等を図ろうとしていた矢先に、スタッフが退職する事態となり、売上減、キャッシュ不足の経営危機に陥りました。そこでご自身も現場に入り、現在休日返上で業績回復へ向け奮闘中。この苦難を契機に、自分は、事業拡大よりも目の前の人が喜んでくれることにやりがいを感じることに改めて気づき、事業理念である「あなたを助ける」の原点に帰り、目の前の人を助け続けたいとの思いを強くしたとのこと。もうすぐ落ち着きそうなので、モーニングセミナーにもまた出れるようにしたいとの決意表明がありました。無事危機を乗り越えて、また元気なお顔を見れることを楽しみにしております。
平塚市倫理法人会 幹事
安田 雄彦 記
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