第917回 平塚市倫理法人会
経営者モーニングセミナー
- 開催日:
2026-07-31 - 講師:
高澤 真 氏
一般社団法人 倫理研究所 法人局 法人レクチャラー
東湘物産株式会社 専務取締役 - 講話内容:
「地球倫理の実践」
~ブラジル訪問からの気づき、市原市の里山活動の実践~ - 記録者:
平塚市倫理法人会 会員 尾崎 美穂
講話「地球倫理の実践」
~ブラジル訪問からの気づき、市原市の里山活動の実践~

今回の講話では、「地球倫理の実践」をテーマに、ブラジルでの事業経験と、倫理を学び実践する中で生まれた数々のご縁についてお話しいただきました。
ブラジルで仕事をする中で、先人たちのたゆまぬ努力によって築かれた「日本人への信頼」が、現地に確かに根付いていることを実感されたそうです。治安が不安定な環境にあっても、社員から「何かあればすべて自分に相談する」と言われるほどの信頼関係を築くことができました。
しかし、ブラジルの情勢が変化し、大きな苦難が訪れます。そんな中、2015年に出合ったのが倫理でした。「打つ手は無限」という言葉を胸に倫理を学び、実践し続ける中で、新たに取り引きできる企業とのご縁が生まれ、苦難を乗り越えるきっかけを得ることができたといいます。
さらに、ブラジルの工場で働く方々にも倫理の教えを伝えたところ、それまで喧嘩の絶えなかった工場内が次第に穏やかになり、調和のとれた職場へと変化しました。この体験から、倫理は国や文化、言葉の違いを越えて、人の心に通じる「世界共通のもの」であることを実感されたそうです。
講話では、「アニミズム的思考」についても触れられました。これは、自然界のあらゆるものに生命力や精神性が宿ると捉え、山や川、動植物などを単なる物質ではなく、人間と対等、あるいはそれ以上に尊い存在として敬う考え方です。
倫理法人会の活動指針にも、「自然を畏敬・親愛し、『地球人』たる自覚を深め、環境の保全と美化に貢献する」とあります。自然を敬い、命を尊び、地球の一員として生きること。それこそが、地球倫理の実践につながります。
また、「敷島の大和心を人問はば 朝日ににほふ山桜花」という歌を通して、日本人が古くから大切にしてきた自然への敬意や心の在り方についても考えさせられました。目的を持って生きる「生きがい(IKIGAI)」という言葉が今や世界中で使われていることからも、日本に根付いてきた価値観が時代や国境を越えて広がっていることが感じられます。
地球倫理の考え方を学び、実践する中で、さまざまなチャンスやご縁がつながり、千葉県市川市に「日本初」となるソーラーシェアリングを導入することにもつながりました。自然環境と調和しながら持続可能な社会を目指すこの取り組みは、まさに倫理の学びが実践へと結びついた一例です。
自然を慈しみ、人を思いやり、万物への感謝と調和の心を持って生きる。国境や時代を越えて受け継がれるその考え方は、まさに「地球倫理」そのもの。大きなスケールの体験談を通して、倫理を学ぶこと、そして学んだことを実践することの大切さを深く学ばせていただきました。
平塚市倫理法人会 会員
尾崎 美穂 記
会長挨拶

7月28日、熊本地震で犠牲となられた方々へ黙祷を捧げることから始まった本日のモーニングセミナー。普段、当たり前だと思っている日常は決して当たり前ではないことを胸に刻み、感謝の気持ちを持って一日一日を生きる大切さを改めて確認しました。
会長自身、かつてはモーニングセミナーから足が遠のいていた時期があったそうです。しかし、あるきっかけを境に考え方が変わり、「素直な心で学ぶ」姿勢を持つことで、自らの成長へとつながっていきました。
人は、心を開き素直に学ぶことで、いつからでも変わることができます。日々の学びを大切にし、成長し続けることの意味を改めて感じる、温かなご挨拶となりました。
平塚市倫理法人会 会員
尾崎 美穂 記
会員スピーチ:立石 朋子 会員

認知症を患ったお父様の入院をきっかけに、長年わだかまりを抱えていたお母様と向き合うことになった会員の体験談です。
弟のことばかり話す母に切なさを感じ、これまで心に抱えていた思いを吐き出したところ、「なぜいつも後から言うのか」と母からも思いをぶつけられました。そのやり取りを通して、自分が母にきちんと思いを伝えてこなかったこと、そして否定されることへの恐れから逃げていたことに気づきます。
さらに対話を重ねる中で、母が長年抱えてきた悲しみを初めて知り、「自分は自分のことばかり考えていたのかもしれない」と気づかされました。
逃げずに本音で向き合うことで、今では本気で喧嘩をし、本気で笑い合える関係へと変化。相手のことを本気で考えることで、最も身近な家族に心から寄り添えるようになった、心に響く体験談でした。
平塚市倫理法人会 会員
尾崎 美穂 記
写真ギャラリー
















撮影担当
神奈川県倫理法人会 第六副地区長 内山 聡

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