第912回 平塚市倫理法人会
経営者モーニングセミナー
- 開催日:
2026-06-26 - 講師:
草山 清和
平塚市倫理法人会 会員
出雲大社相模分祀 分祀長 - 講話内容:
「日本のくにがら」 - 記録者:
神奈川県倫理法人会 幹事 島田 幸一
講話「日本のくにがら」

本日は年に1回の『出雲大社相模分祀』での
「茅の輪くぐり」とセットの貴重なMSでした。
- ︎日本という国の成り立ち
- ︎先人たちが大切にしてきた教え
について平塚市倫理法人会の会員であり
出雲大社の分祀長 草山清和氏よりお話を頂きました。
冒頭では、言葉には「言霊」が宿るという考え方から、人を思いやる言葉を使うことの大切さについて触れられました。
自分の心の状態が言葉に表れ、その言葉が周囲との関係や人生にも影響を与えるため、日頃から心を整え、言葉を大切にすることが重要であると話されました。
続いて、講話の中心となったのが報徳(二宮尊徳)の教えです。
報徳の教えでは、
- 至誠(しせい)…何事も誠を尽くして行うこと
- 勤労…よく働き、社会に貢献すること
- 分度…自分の身の丈を知り、節度ある生活をすること
- 推譲…余ったものは次の世代や社会のために使うこと
という四つの実践が大切にされています。
この教えは二宮尊徳だけでなく、渋沢栄一や松下幸之助、稲盛和夫など、多くの経営者にも受け継がれてきたことが紹介されました。自分だけの利益ではなく、地域や社会の繁栄まで考える姿勢こそ、日本人が大切にしてきた価値観であると感じました。
また、日本は古くから「道義国家(どうぎこっか)」、つまり道徳や正しい心を土台とした国を目指してきたというお話も印象的でした。
明治天皇もその精神を大切にされ、日本という国は単に豊かな国ではなく、「正しい道を歩む国」を理想としてきたことが紹介されました。戦後、多くの価値観が入ってきた現在だからこそ、自分たちの国がどのような思いで築かれてきたのかを知り、その原点を忘れないことが大切だと教えていただきました。
さらに興味深かったのは、昔の人々は大切なことを決めるとき「大きな木の下」で会議をしていたというお話です。
村人が大木の下に集まり、お祭りや地域のことを話し合い、みんなで決めたことを守る。
大木は二酸化炭素を吸収するが、木の下で決められたことも同じように吸収され、年輪として刻まれ、単なる「決め事」が「書き換えられない約束」として刻まれる。
単に会議をする場所ではなく、先人たちの知恵や想いが受け継がれる象徴的な場所だったということが印象に残りました。
そして、お祭りについても改めて学びました。
お祭りとは、「国家の安泰」と「人々の幸せ」を祈る神事であり、地域の人たちが力を合わせ、世代を超えて伝統を受け継ぐ大切な行事です。神輿や祭礼を通して人が成長し、地域とのつながりを深めていくことにも大きな意味があることを知りました。
最後には、神道で大切にされる
「清く・明るく・正しく・素直な誠の心」
についてもお話がありました。
素直な心で学び、正しい道を歩み、明るく前向きに行動し、清らかな心を保つことが、人としても国としても豊かさにつながっていくという締めくくりでした。
報徳の「至誠・勤労・分度・推譲」の教えは、経営にも家庭にも通じる普遍的な考え方だと感じました。また、「大きな木の下で話し合い、みんなで決めたことを実践する」という昔の人々の姿勢は、現代の組織づくりや地域活動にも通じるものがあると思いました。そして神道で大切にされていることは、倫理法人会で教わっていることと同じであることに気づかせて頂き、改めて倫理活動を通して世の中に貢献できるよう実践を積み重ねていこうと思えました。
平塚市倫理法人会 幹事
島田 幸一 記
会長挨拶

今回、会場変更にもかかわらず多くの参加者が集まってくださったことへの感謝を述べられた後、倫理法人会の普及活動についてお話しされました。
特に印象的だったのは、「どうすれば仲間を増やせるか」という視点です。会長は、仕事の商談や何気ない会話の中で、相手の仕事や家庭の様子を聞きながら、「朝のモーニングセミナーに来てみませんか」と自然に声を掛けることを実践されているそうです。
また、ただ誘うだけではなく、自分自身が実践者であることが大切だとも話されました。「倫理を学んで何が変わったのか」「どんな実践をして家庭や仕事が良くなったのか」を、自分の体験として語れることが相手の共感につながり、普及にもつながるというお話でした。
会員同士が日頃から実践を積み重ね、その経験を率直に伝えていくことが、やがて地域や日本をより良くする力になっていく。そのような思いが伝わる会長挨拶でした。
自分自身、ゲストさんの誘い方のコツがとても参考になりました。無理に倫理の良さを説明しようとするのではなく、「自分はなぜ倫理を続けているのか」「倫理を学んで何が変わったのか」という想いを率直に伝えれば良いのだと気づくことができました。
平塚市倫理法人会 幹事
島田 幸一 記
会員スピーチ:栗田 將希 会員

栗田くんのご実家は、120年以上続く洋服店を営んでおり、栗田くんはその家業を継ぐため、3年前に実家へ戻られました。お母様を亡くされたことをきっかけに、お父様との二人暮らしが始まりましたが、仕事と生活が混ざる中で素直になれず、お母様の話さえ聞きたくないと思っていた時期もあったそうです。
後継者倫理塾では、ご先祖や親への感謝と向き合う実践として、毎日の仏壇へのお線香、そして100日実践ではご両親への手紙を書き続けています。その積み重ねにより、お父様の話を自然に受け止められるようになり、昔話をしながら一緒にお酒を飲める関係へと変化していったことを語られました。
実践を通して心が変わることで、親子関係だけでなく仕事にも良い影響が広がっていることが伝わる、温かいスピーチでした。
いつもの塾で話す時よりも緊張しているように見えた栗田会員でしたが、100日実践を積み重ねる中で、本気度がさらに増し、一段と頼もしさを感じる風格が出てきたように思います。
残り1ヶ月、一緒に塾を駆け抜けよう♪
平塚市倫理法人会 幹事
島田 幸一 記
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撮影担当
会員 栗田 將希

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