平塚市倫理法人会、16日のモーニングセミナー講師は、鎌倉市倫理法人会幹事で作家・武家女性研究家石川真理子さんによる『今日この日を生きる~倫理と武士道~』というテーマでご講演いただきました。
昨今、日本人の振る舞いや態度や倫理というものが注目されています。その根底にあるのが、古くからの日本人の考え武士道です。ただ一言 武士道と言ってもどのようなものか理解していないことがほとんどです。
今回の講演で、日本人の根底にある素晴らしさ、教育について改めて感じることができ、日本人であることへの誇りを感じることができたのではないでしょうか。
以下、講話の概要です。
2011年に発生した東日本大震災時の被災者の振る舞いが世界に注目が集まりました。助け合い、共に生きていくためにはどうすべきかを考えていく行動です。そこに暴動や略奪などはありませんでした。
幕末から明治にかけ日本を訪れた外国人からも、日本人の礼儀正しさは驚きだったようです。そして上層階級が下層階級の人々を大切に扱うことも驚きだったようです。
西洋では主従関係がはっきりしたため、日本のように互いに慈しみあう世の中は驚きだったかもしれません。その根底にあるのは日本の「恥の文化」でした。これは道徳を学ばないものは人間じゃないという考えです。その道徳こそが武士道精神です。この武士道の行動規範は「誠」と「義」です。
「誠」とは「言ったことは成す」ということです。これは「倫理は実践」と同じことが言えます。また「義」は行動の「背骨」にあたる部分です。また明治維新後に出された「教育勅語」も日本人の行動や考えの規範になるものです。
「教育勅語」は「親を大切にする」「目上の人を尊敬する」など倫理観に基づく内容になっており、当時のどの家庭・どの学校にもあり毎日読んでと言われています。
また明治41年世界道徳会議では各国で翻訳され、1992年にはレーガンの教育改革に用いられました。倫理法人会で使われる「万人幸福の栞」はこの「教育勅語」に通じるものです。
石川さんは、美徳を形にということを大切にされており、「微笑標準化」「立居振舞」「目線と言葉」を大切にされているようです。
日本人の素晴らしさを改めて感じることができる講演でした。石川様ありがとうございました。
本日も井筒屋さまより石川様のイメージを意識してか、質素でありながらとても美しい和菓子を頂戴いたしました。いつも本当にありがとうございます。
倫理法人会のモーニングセミナーは新たな発見や自分の考えを見つめなおす場所です。是非今週金曜日の朝6:00、ホテルサンライフガーデンに足を運んでください!!また22日午後6時より倫理経営講演会が行われます。是非そちらにも足を運んでください。次回は法人局参与 田中載孝さんを講師にお招きいたしまて「男は度胸、女も度胸」というテーマの講演です!
皆様のお越しを心よりお待ちしています。
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