じょうざいせんじょう【常在戦場】「常に戦場に在り」の意。いつも戦場にいる気持ちで事に当たれ、という(武士の)心得の言葉。【大辞林 第三版】この言葉は越後の長岡藩牧野家の家訓。澤先生としては【常在倫理】と言いたいところだ、と言っておられましたが、倫理のキャッチフレーズとしては面白いですね。今朝の講話も常在倫理。数々の倫理体験としてのエピソードを披露され、会場に足を運ばれた方々も前のめりで耳を傾けていたようです。
とにかく本業の歯科医としても、倫理では法人アドバイザーとしても、多くの方々の悩みを解決されてきた方です。これまでの人生における豊富な知識や体験はもちろんのこと、その人柄にも惹きつけられる人は多いようで、これからもたくさんの人々の悩みを解決されていくことでしょう。月に一度倫理研究所から講話にお越しいただいており、その際倫理指導を行っていただいているのですが、澤先生は大人気ですぐに枠は埋まってしまったようです。
【常在戦場】という言葉は別の意味があるという説もあります。この言葉の出所である長岡藩牧野家は関ヶ原合戦の前の真田昌幸との上田城合戦で敗北の責任を取らされましたが、その後政治の力により見事復活を果たし、長岡藩7万4千石の大名にまで上り詰めました。この事実をこの言葉に当てはめると、戦場で失敗したとしても、別の手段で成功することはできる!と解釈できるわけです。戦だけでなくその他の状況も戦同様だ、と言っているとも言えますし、戦だけが全てではない、とも取ることができます。
となると、【常在倫理】は万物は倫理の法則に従っているのだ、というキャッチフレーズも有効ですし、逆に倫理が全てではないですよ、という解釈もできてしまいますね。後者の解釈はあり得ないと怒られそうですが、後者で考えてみることをあえてオススメします。倫理に目を向けるばかりに、目をそらし疎かになっていることはありませんか?実はその部分に目を向けることことが倫理なのではないでしょうか。
コメントを残す