純粋倫理で事業承継はうまくいく!

令和7年3月21日(金)

第846回平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー

【純粋倫理で事業承継はうまくいく!】

藤沢市倫理法人会 宮治 勇輔 会長


講師は藤沢の養豚農家の4代目、

数百回の講演実績やテレビ出演、著作もあり、クスっと笑わせてくれた流石の講和でした。


大学卒業後は大成功を目指し企業に就職したが、

まだ1年目の1人朝活中に実家の一次産業を3K(かっこよくて、感動があって、稼げる)にすることを突然閃いた。

それは大学生の時に後輩たちを招いたバーベキューパーティーで

「こんなうまい豚肉を食べたことない、どこで買えるの?」

との後輩の発言に、自分の家の豚は美味かったんだ、と初めて気付いた原体験からだった。

4年の社会人経験の後実家の養豚業を継ぐ決意。

そして株式会社みやじ豚を設立、代表取締役就任。

生産は弟に任せ、自分はプロデュース役に徹した。

みやじ豚のブランド化、

生産から消費者の口に届けるまで一貫して農家が行うようにしたいとの思いがあったが、

当初は父に猛反対される。

地に足がついていない理想論だと。

しかし、「家族との関係が良くないと家業は上手く行かない」と説得。

既に倫理を実践していたのだ。

その後みやじ豚ブランドは順調にいくが次に日本の農業全体が気になり、

都心で働く農家のこせがれの帰農支援のNPO法人「農家のこせがれネットワーク」を創設した。

その後、農業だけではない、

日本の素晴らしい伝統文化を維持する家業を残そうと、

「事業承継」の研究と実践を推進するべく「家業イノベーションラボ」を設立。

日本創生を目的としている倫理法人会に運命的に出会い即入会。


農業が出来ているのは先代や地域が残してくれた

「農地」や「信用」のお陰。

これらは倫理の教え、

万人幸福の栞13条:本を忘れず、末を乱さず、

と言えるし、

みやじ豚ブランディングより大切なことは商品への想いと良心。

これは栞10条;働きは最上の喜び~喜働、良心とは喜んで働く事だ!

全て倫理で学んでいることで

「人間力を高める場」として倫理法人会しかないとの思いが強くなった。


入会後は倫理指導も受けた。

父を無条件で敬す。

父親にイライラしない、初めて実践したことだが、父親は穏やかになったではないか。

最後に一人朝礼の勧めと「倫理法人会は良い習慣が身に付きやすい体質になる」と気付き、

「即行」の優先順位を上げて欲しい。

まずMSに出席して行動を変え、

その先に運命が変わる、

皆さま一緒に勉強して参りましょうと締め括られました。


講和者はただ自らの使命を感じて実践して来たのだが、

それが実は既に倫理の教えを実践し今の成功があるのだ、

だから改めて意識して倫理の実践をしていきましょうと倫理法人会の良さを教えてくれたのでした。


私が特に感銘・共感したのが、

自分の会社を大きくする事よりも日本の伝統文化を残したい、

農業に限らず中小企業、地域の文化と伝統・歴史を継承することが大切との想い。

ここは自分も非常に興味があります。

日本改革を言われて久しいが、

日本の良い所、伝統文化を残していくという使命感を尊敬します。

何と言ってもサミュエル・ハンチントン(アメリカの政治学者)は

世界7大文明(8大文明との解釈もあり)の一つに日本文明を数えているほど、

我々は素晴らしい文化を持っているのですから。

幹事 佐藤 研 記


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