令和7年2月28日(金)第843回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー
【明朗・愛和・喜働の実践中!】
一般社団法人倫理研究所 法人局 田中 保生 法人スーパーバイザー
本日は前日の倫理経営基礎講座(第25講)に引き続いてのモーニングセミナー講話となりました。
・講師は、船橋市でBGM等の音響システムの会社を経営されており、2005年8月に知人からのお誘いを受けて船橋市倫理法人会に入会。
・入会してよかったこと
① 万人幸福の栞との出会い。
入会後すぐに栞の輪読に参加して、いいと思ったことはすぐ実践することにしたとのこと。
② セブンアクトとの出会い。
7つの項目の実践で人生が大きく変わったとのこと。具体例としては、「ハイ」の実践を、大きな声で他の経営者団体(商工会議所や法人会)でも行ったところ、「ものを頼みやすい」と評判になり、いろいろな役職を任されるようになり、ついに船橋法人会の会長への就任に至ったとのこと。
・さらに、「私の実践の要」として、栞のP8-P9の「常に正しい」を参照され、その中の『何時、何処で、誰が行っても、常に正しい、皆幸福になれる「万人幸福の道」は、つづめてみると「明朗・愛和・喜働」の三つであり、今一歩おし進めると「純情」の一つになる』、との箇所の引用のあと、ご自身もこの「明朗・愛和・喜働」が生涯のテーマとなり、実践で大事なことは、「ふんわりとやわらかで、何のこだわりも不足もなく、澄みきった張りきった心、これをもちつづけること」であると強調されました。
・次に「この倫理の学びを経営に生かす」ことを具体的な例でお話いただきました。
① 活力朝礼の導入。
「職場の教養」を社員に渡すことに最初は躊躇があったものの、思い切って渡してみると結果、社員の評判はよかった。
② 栞の12条「捨我得全」。
以前は電設工事もやっていたが下請け体質の不安定さがあった。この事業をバブル崩壊を機に辞めて、お客様と直接接する仕事に集中することにした。億単位の売上を捨てることになったが、結果的にはこれが成功した。まさに得るは捨つるにあり。
③ 喜働。
経営には波はつきものだが、逆境の時は悲観せずに喜び、順境の時は楽観せずに喜ぶ。つまり、いつも喜ぶことが大事。
④ 喜んで納税。
法人会のお役を通して、税務署とのつながりもでき、優良申告法人となったこと。丸山先生も税金は「ハイ喜んで」払うべしとの教え。
・その後、いくつかの名言を引用して、良い出会いの大切さをお話されたあと、最後に、倫理法人会の単会組織を創設された滝口長太郎氏の座右の銘である「打つ手は無限」の文章を、ご本人の貴重な肉声録音を拝聴した後で、全員で唱和いたしました。
全体を通して、「明朗、愛和、喜働」の実践の大切さと、そこから生まれる良き出会いの大切さ、それが経営にも生かされること、などを具体例でわかりやすくご説明いただき、理解が深まりました。
時間の関係で、レジメの中で触れられなかった箇所にも学びが数多くありました。「逆境の時」に「悲観せずに喜ぶ」ことができるかが試されると思いますが、そんな時こそ、「打つ手は無限」を肝に銘じたいと思います。
会員 安田雄彦 記







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