個性(たち)を生かす

令和6年11月29日(金)

第830回平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー

【個性(たち) を生かす】

一般社団法人倫理研究所 法人局 田中肇 参事

「ホッホッハハハ、イエーーイ!」

笑いヨガの講師でもある田中先生の掛け声で会場は一気に明るくなり、

和やかな雰囲気の中講話が始まりました。

この日のテーマである個性(たち)とは、

親や祖先から受け継いだ個性、天分、美点、長所であり、

栞の111頁(尊己及人)にも

「最も大切な事は、自己の個性(たち)を出来るだけ伸ばして、世の為人の為に働かすことである」

と書いてある。

森信三先生も

「人間の偉大さは才能の多少よりも己に授かった天分(個性)を生涯かけて出しつくすか否かである」

と全く同じ事を語られている。

では、個性(たち)とはいったい何なのか?

ここでワークショップを行い、各自が両親の美点、自分の美点を書き出してみた。

すると、

ほとんどの方が自分の美点と両親の美点が一致したのである。

父母の美点を見つける事は自分の美点を見つける事であり、

まさに両親と一心同体だと言う事に気付かされた瞬間でした。

人生は美点発見の旅である。

自分の美点が分かるようになると他人の美点も良く見えるようになる、

そして倫理はまさに美点発見の場所であり、

褒め合うことで人の良い所が見えてくるとの事でした。

人生の悩み苦しみは、経営、家庭、個人(健康)である。

経営においては、社員を褒め長所を伸ばす。

家庭では、妻の美点を探し妻の意見を聞く。

すると、社員の意見も聞けるようになり会社も発展する。

家庭の不徳など起きる事全てには意味があり、プラスに受け止める事で生成発展していくのである。

講話の最後、丸山先生の言葉で締められました。

「我が生命のもとである両親に涙と共に感謝を捧げる。

その意識が深まると自分に真の棒が通る。

無限の力が湧き人間としての迫力が出てくるのである。」 

1人1人が太陽になろう。

家の太陽、町の太陽、会社の太陽になろう。

太陽になり世の為人の為に照らし、

愛と光と感謝を分け与えられる存在となりましょう。

終始、優しく語りかけて下さった田中先生の愛のこもった講話でした。

会員 外薗英依子 記


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