令和6年10月25日(金)第825回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー
【続けた先にあったもの】
鎌倉市倫理法人会 田谷智広 専任幹事
講師の田谷さん(鎌倉市倫理法人会専任幹事)は、倫理に出会い16年目になるベテラン会員である。
もともとは技術系の会社員をされていたという。
会社員時代に、社会保険労務士の資格を取得した。
せっかく身につけた資格を活かさないのはもったいないと思い、一念発起して脱サラ。
経験も人脈もない。
まったく畑違いの世界へ飛び込み、社会保険労務士として開業をされた。
独立をして考えたのは「人間力を高める」必要性だ。
社労士として顧客から、「この人に仕事を頼みたい」と思ってもらえるように、自分自身を磨く必要がある、と。
倫理法人会では、人間力を磨く実践は「家庭」から始まる。
経営者の勉強会なのに、なぜ家庭なのか?
家庭の自分も、仕事の自分も、同じ人間である。
それを切り離して、別ものとしては考えるのは不自然ではないか?
家庭も仕事もつながっているのだ。
顧客との約束は守るが、家族との約束は破る。
これでは家族からの信頼を失うだろう。
直接的・短期的には、仕事に影響がないように見える。
しかし、巡り巡って顧客からの信頼も守れなくなっていくものだ。
田谷さんは、子供たちとした約束を必ず守る。
仕事を言い訳にして、家族との約束を破らない。
家族仲の良さは、田谷さん一家全員の共有事項になっている。
奥さんは、娘さんに「結婚するなら、お父さんみたいな人にしなさい」と言う。
最近は、小児喘息を患っていた自分を、懸命に育ててくれた母への感謝が深まってきたという。
いまは、親に喜んでももらうことがしたい、と。
倫理の学びを続けてきた先に、両親への感謝の念が深まってきた。
親のお陰様で、いまの自分の生命がある。仕事ができるのも、生命あればこそだ。
感謝の念は、仕事への活力へと繋がり、顧客への喜びとなり、事業発展のもとになっていく。
家庭は仕事とつながっている、ということを改めて気づかさせて頂きました。
相談役 大沢知明 記
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