7月19日(金) 第811回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
【経営に活きる。モーニングセミナーの魅力】柴崎 亮二
埼玉県倫理法人会 法人レクチャラー
株式会社シバサキ製作所 代表取締役社長
柴崎亮二法人レクチャラーは埼玉県寄居・秩父倫理法人会の会長も務められて、現在は法人レクチャラーとして倫理活動でもご活躍されています。
株式会社シバサキ製作所という自動車用精密部品の会社をお父様から引継ぎ経営をされています。
今回は柴崎亮二法人レクチャラーに【ブレブレ経営からの脱却】と題してご自身のこれまでの経験とこれからの経営に関してお話いただきました。
大学卒業後に中小企業大学校の後継者コースで経営の勉強をされ、卒業された後に、お父様が代表取締役社長を務めるシバサキ製作所に課長として就任されました。
大学卒業後、すぐに課長職に就任し、年齢が10歳以上違う先輩社員に対して指導や管理などを行う立場となり、右も左もわからない状況だったそうです。
当時は大学時代に学んだことを活かそうと試行錯誤の末に様々な施策を考え先輩社員に提案などを行うものの、受け入れてもらうことができず揉めることもあったようです。
そんな中あることがきっかけで倫理法人会と出会います。
きっかけは社内での施工過程でミスがきっかけで大きな損失を会社に与えてしまったことでした。
自分の施工過程の管理・伝達不足が原因で会社に大きな損失を与えてしまったことを父である社長に相談・謝罪をしたところ、倫理法人会への参加促されたそうです。
父である社長と一緒に倫理法人会へ初めて参加し、その後1年間休むことなく出席することを父である社長と約束・命じられたことで倫理法人会での学びが深まっていったそうです。
柴崎さんは倫理法人会を通して、自分が変わることで組織が変わることを身をもって体感されたそうです。
課長自ら挨拶を明るく行うことや自分自身の使命は何かということを倫理を通じて改めて学び、それを行動にも移していったことで社内での問題・課題も解消していくことが増え、業績も良くなっていったそうです。
倫理を通じての一番の学びは【ブレブレ経営からの脱却】というタイトルにもあるように、事業をおこなっていくことに軸ができたことであるとおっしゃっていました。
柴崎さんが学ばれたことは「過去」「現在」「未来」を縦軸と考え経営の「経」という軸を作ることであること その軸に対して軸をまわるように横軸で「技術」を磨くことが経営の「営」であるということでした。
技術だけが優れていてもだめで、軸があってもそれに伴う技術がなければ成果にはならないということを痛感されたそうです。
ご自身がシバサキ製作所に入社した頃に抱いていた気持ちや初めて大きなミスをしてしまったときの気持ちを忘れずに、経営の軸を整えて前向きな気持ちで取り組むことを大切にしているそうです。
軸を定めて経営のビジョンを掲げて社是や社員を想う気持ちを大切に経営を行うようになったことで、会社のミスも減り、より高度の技術が求められる環境でも社員がその期待にしっかりと応えることができる組織作りができるようになったそうです。
今回の講話ではご自身の父親が社長である会社にいきなり課長として先輩社員を管理・指導していく立場であった苦労や父である社長との倫理法人会へ休むことなく参加することによって起こった社内やプライベートで起こったご経験をお話くださいました。
困難・苦難があっても「軸」を持って前向きに捉えすすんでいくことが大切だと伝わる講話でした。
我々も「軸」を持ち事業展開を続けていきたいですね!
柴崎法人レクチャラー貴重なお話ありがとうございました。
幹事 田中寛人 記
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