【創業の精神を貫いて親を超える】藤麻 一三 一般社団法人倫理研究所 法人局 顧問 株式会社フジマ 代表取締役

創業の精神を貫いて親を超える

4月5日(金) 第796回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
【創業の精神を貫いて親を超える】藤麻 一三
一般社団法人倫理研究所 法人局 顧問
株式会社フジマ 代表取締役

講師は鮮魚卸売業として魚市場で活動を始めてから現在は総合飲食業グループ経営者の3代目。倫理との出会いは父親が山口県で倫理を立ち上げたときに入会。父親から倫理は親孝行を教えるので実践するのだぞ、と指南される。大学4年と、社会人4年間の合計8年以外の約60年間は親と同居してきた。その父親は一昨年ピンピンコロリで亡くなった。その父親を偲んで講和します、と。

倫理には「易不易の原理」というものがある。丸山創始者が発見した7つの原理の内の一つ。「易」変わるものと「不易」変わらないもの、が一緒に存在することが大事。自然界には変わっていくものと変わらないものが一緒に存在する。

川や人もそう。不易、時代が変わっても変えてはならないもの;創業の精神・理念など。易、変わるもの;戦略戦術や店のレイアウト、立地等。そういうものが一所に無ければならない。変えていくものと守らなければいけないものがある。講師の会社が昭和26年創業から現在まで73年間続いたのは、易不易の原理に合致したからと思う。易としては色々な事業を展開してきた。今は3代目だがレストラン業をたくさんやっているが、この間に辞めた事業も多い。振り返ると上手くいかないときは易が多かった。その時は不易、創業の精神・理念に立ち返る。平成17年には創業の精神と経営理念を作り替え、冊子にした。理念に文書で解説書を付けた。働く喜び、家族的な温もり、家族愛・夫婦愛・人間愛を大切にする事と書いてある。8つの誇り(強み)も幹部社員で作った。このように理念を大事にしてきた会社だった。

創業の理念・精神を外れると失敗する。会社は利益を出すことが大事だが、それ以上に継続することが最も大事。会社が続く、創業の精神を貫くことは、それは家族、先祖から子孫に繋がる事にも通ずる。祖父母、親、自分と脈々と繋がっている流れ。親への感謝・恩に報いることは創業の精神を貫くことと一緒である。原点は家庭にあるのだ。それは「親の恩意識に目覚める」という事。親・祖先というのは陰で自分を支えている存在なのである。草木の花を注目する人は多いが、その実大事なのは見えない根、それが親(祖先)なのだ。本を愛する。

最後に実践して欲しいこと。

親の有難み:親孝行の実践、やりましょう。
夫婦愛和:しかし男と女は全然違う。肉体だけでなく、考え方が全く違う。それが仲良くなったら素晴らしいことが起きる、というのが倫理の考え方。

男と女の違い

男は本当に必要ならば1000円のものにも2000円払う。女は2000円が1000円になっていたら必要でなくても買う。男と幸せに暮らすには男を理解しようとしなければいけない。女と幸せに暮らすには女を理解しようとしてはいけない。女は結婚したら夫(男)に変わってほしいと思う、でも夫は変わらない。男は結婚しても妻(女)に変わらないでほしいと思う、でも妻は変わる。

「親子、夫婦愛和で楽しい家庭と幸せな人生を歩んでください」(終)


筆者感想

最後の男女差は面白くてちょっと納得してしまいましたが、女性は怒りますよね・・・(笑)

私の会社(クリニック)にもすごく通ずることが多く、参考になりました。一部は実施していますが、色々と即行(即止)したい。

易:他院からの差別化

  1. 診療時間:早朝診療で保育園・幼稚園・学校登校前の診療。
  2. 日曜日の診療・予防接種;共働き家庭の利便性

不易

  1. 患者第一主義;将来ある子どもたち、成長発達を考え、なるべく薬に頼らない。今ある病気のことだけでなく精神・心理的な成長も考える。
  2. 親へのアドバイス
  3. 子どもたちのアドボカシー、地域社会への貢献
  4. 働くスタッフの幸せ

親孝行

そういえば高校2年の担任に両親が呼び出されて、今思えば超忙しかったであろう父親も来てくれたな、今度感謝しなければ・・・

佐藤研 記

4月5日(金) 第796回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
【創業の精神を貫いて親を超える】藤麻 一三

倫理経営講演会 – 4.4.2024


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