6月23日 6時 第755回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
【事業を託す勇気、託される覚悟】
平塚市倫理法人会 幹事、株式会社葦 芦川功 代表取締役社長
【講話概要】
平塚市倫理法人会 幹事/神奈川県青年副委員長/(株)葦 代表取締役社長 芦川 功氏による講話
※お父様である平塚市倫理法人会 相談役/(株)葦 代表取締役会長 芦川浩氏も同席予定だったがコロナ罹患のため欠席
自己紹介
1981年生まれ 現41歳
芦川家の跡取りとして姉2人末っ子長男として育つ。
生まれた時から「跡取り」として育った。
現在34歳の妻と二人の娘の父親として4人家族。
東海大学武道学科卒で、剣道4段の腕を持つ。
同じ武道学科では柔道の塚田真希と同級生。
小さい時から走るのが早くてマラソン選手になりたいと思っていた時期もあった。体育教師を考えていた時期もあった。
倫理法人会は入会して今年で9年目。
後継者倫理塾の一期生でもあり、来期は運営委員に携わる予定。
大学卒業後、外の中華料理店で3年半働いた。(学んだ)
26歳で(株)葦に入社。
従業員は皆、「社長の息子」という目で見て、扱われて?ってくれる人はいなかったが、葦の根本を教えてくれ、叱ってくれた3人のおかげで成長できた。
(株)葦は創業64年を迎える
100年を目指したい。洋菓子店で100年は他にないので、1番に到着したいと考えている。
「親孝行したい」という気持ちで継承したが、店を存続させることが一番の親孝行ではないかと考える。
そのためには急成長しないこと、急拡大しないこと、身の丈経営をすること、と先代に教えられた。
とにかく湘南地域で1番店を目指すことである。
店を続けるには、商品が一番大事。だから、その商品をよく見せるためにショーケースにもこだわり、良いものを使用している。
ケーキには夢がある。その夢を届ける会社でありたいから、現状に満足はしないように、社員全員で会社も商品も作っていきたい。
(株)葦の理念は「お客様に感動を与える真心と熱意の商品つくりと接客、店作りを目指す」
その中でどうお客様を獲得していくか、
そのために、従業員のスキルアップ(人材育成)も大切である。
それがお客様も喜び、満足するので両方にベクトルを合わせるようにしている。
研修は意識が変わるので、定期的に人材育成として行なっていく。
店を永続させるために接客力や質を高める。
その上で、経営理念の縦軸になる「心を込めた商品つくり、手作り感」を忘れずに行きたいと思っている。
そして、経営者は、「会社を引っ張る力(リーダー力)」が必要だと考える。
そこには、言動、行動、謙虚さが重要で、特に素直な心(父からの言葉)が最も重要なのではないかと考える。
10年で物事を考え、イメージをし、明確なビジョンを持つことも必要だと学んだ。
100周年を迎えるころは自分は77歳なので、その時までに代を引き継げる体制つくりも視野に入れている。
25年前に生死を彷徨う大けがをして生存率20%と言われた父が生きてくれなかったら今の自分はいない、継承していないかもしれない。
父はそこから第二の人生が始まったと言っている。
経営に関してはまじめで厳しいが、尊敬する部分をしっかりと継承し、事業継承は真似ることからだともいわれているが、しっかり親孝行したいと考えている。
以上の話を熱く語ってくれた明朗さでは負けないと言っていた芦川氏の講話を聴かせていただき、私が感じたことは、
人生のターニングポイントが32歳の時の結婚で奥様は献身的で何でも相談できるパートナーだと敬意を表し、娘二人のことも今後への期待を抱きながら遊びを通してそれぞれの長所をしっかり見ている父親だという点が印象的でした。
家族のことをそれだけ見れて、長所も捉えているということは、従業員のことも大切に考えている立場として従業員の長所も見ながら人材育成しているのだろうな、と感じました。
その思いがこだわりの手つくりの中に込められているのが葦の商品だと思いながら今後は口に入れたいと思いました。平塚、湘南を代表するナンバー1の店として応援したいと思いました。
ありがとうございました。
遠藤智美 記
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