6月2日 第752回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナーは、
千葉県松戸市倫理法人会 会長、株式会社ネオ・ゼロ 堀朋幸 代表取締役
堀氏の講話は終始笑いの絶えない素晴らしい講話でした。
和歌山県生まれ
お父様が理髪店を営んでいたそうです。
ふるまうのが好きな父 朝から釣りに出かけ釣った魚はご近所さんに配り歩きそのお礼に野菜などをもらってくる。ふるまえば返ってくるを自然としていた父。
母親はそれがわからない様子でいつも口癖で貧乏と言っていた。
小学2年生の頃、貧乏ならバイトをしようと思いつく。
父が誰かがしていた新聞配達の仕事をわけてもらってきてくれた。
それも父の普段の行動のおかげと今は思う。そんな父親を見て育った。
育ての親は美容師の師匠。
技術を伝える講習会に200人くらい集めてしまう様なすごい方だった。
高校3年までバイトを続けた。働いていたから自分で稼いでいない同級生を見下す生意気な高校生だった。
そんな高校生だったので同級生とうまくいかず。ストレスから円形脱毛症になってしまう。
そしてウィッグを使う事に。ウィッグを粗末に扱うことに母親に辛い思いをさせてしまった。
就職し20年同じ店で働いていたある日、師匠から突然の宣告。
師匠から「そろそろ独立したらどうだ」と継ぐ予定だったのに突然独立を促されて
さらに撮影のフィーもおいて行けといわれ完全にゼロスタートに。
しかし、全く売り上げがない状況で苦労したことによってお客様のありがたみがわかった。
父親の余命宣告
お父様が病気で入院し余命宣告をうける。
死の間際、「母親の髪を切ってやれ。葬式にみっともない髪形ではかわいそうだ。」と堀氏に伝え、
兄に「喪主頑張れよ。あのおっちゃんに気を付けろ。」と押さえどころをアドバイス。
最後まで周りの人を気遣う人だった。
葬儀はお花の行列が終わらないほどの参列があった。
社員は消耗品か
スタッフが辞めることになった。手が荒れて仕方がないので辞めるという話だったがお客様と約束した成人式のカットを待ってから辞める。
という話を聞き心打たれ、「スタッフは次から次に消耗品のように入れ替えていけばいいだろ。」と考えていた自分が怖くなった。
辞めた後はカフェやりたいという希望を聞いていたので「うちでカフェやったら働く?」
と聞いたら「はい!」と言ってくれたのでカフェを作りました!と笑い話のようにお話されていました。
自身の信条は
めぐり合う方々を決して後悔させない
ちょっと損をして生きるということ。
駐車場を足の悪い人に近い場所を譲る為少し遠いところに停める、スーパーで牛乳など日付が近いものを率先して取る。など
自分は少し損してもいいじゃないか。その分誰かが幸せになる。とお話され締めくくられていました。
会員 田口 薫 記
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