一般社団法人倫理研究所 法人局 参事 荒井久満 法人アドバイザー

良い結果は、心の準備から

第750回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
令和5年5月19日(金)6:00 平塚八幡宮参集殿
一般社団法人倫理研究所 法人局 参事 荒井久満 法人アドバイザー

 テーマは「良い結果は、心の準備から」、シンプルですが倫理法人会の目的の神髄を突く内容でした。倫理法人会は、経営のテクニックを学ぶ場ではなく、経営者としての心の在り方を磨く場である。良い結果を得るためには「物」(テクニックや方法など)と「心」の両面が必要であり、ともすれば前者を注目しがちであるが、これは経営コンサルタント等に習えば良い。倫理は後者の「心」について学び、実践をする場であると明言されました。何となく分かってはいたものの、倫理歴の浅い私にとっては、倫理の目的を再認識させられる貴重な機会でした。詳細は是非、録画動画をご覧いただくとして、ここでは私自身が気づいた点をいくつか記させていただきます。

 何かを始める時は、最初から自分自身の心を高い状態に保ち(使命感、モチベーション、決意など)、一気呵成に取り組むことが大事である。往々にして、不安や迷いから動きが鈍りがちで、ラストスパートをせざるを得なくなりますが、重要なことはスタートダッシュ。そうすることによって、周囲からの協力を含めた様々な好循環や相乗効果が生まれるとのこと。PDCAサイクルを早く回すことの重要性は意識していましたが、それを実践するためには失敗を恐れない強い心の持ちようが大切であることを学びました。

 さらに、自分の心とともに、他人の心のスイッチを入れるために大切なことは、感謝の気持ちである。モーニングセミナーで最も大事なことは、ゲストや久しぶりに参加した会員を感謝の気持ちでお見送りすることであるとのこと。また、他人はなかなか自分の思う通りには動いてはくれない、日頃からそのように考えていれば、実際に動いてくれた時、自然と感謝の気持ちが生まれて次につながるという話も印象的でした。

 そうは言っても自分を含めて人の心を動かすことは容易ではありません。そのような時に有効なのが倫理指導です。何かを始める時、自身の心構えを確認するためにも倫理指導を受けると実践すべきことが明確になるかもしれません。また、何か問題が発生してから指導を受けるのではなくて、節目節目に心の健康診断として倫理指導を受けることも効果的であるとのこと。「心の準備」の重要性を学んだモーニングセミナーでした。

鈴木孝一 記

第750回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー

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