一般社団法人倫理研究所 法人局 川内美喜男 法人スーパーバイザー

節目 物事には全て節目があり、その重ねで今がある

第721回
平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー

【節目〜物事には全て節目があり、その重ねで今がある。〜】

川内美喜男法人スーパーバイザー

【講話概要】

「人の前で話すのが苦手でして」

といういつもの軽快なトークと場を和ませる挨拶から始まりました。

テーマは、「節目」。
物事には全て節目があり、その重ねで今がある。

10月28日の講話は、

・会社の20周年、30周年の節目
・日々の家族と接する中での節目

についてお話をされていきました。

【節目を気にするようになった松丸靖名誉研究員との会話】

節目を意識するようになったきっかけは、
一般社団法人倫理研究所 松丸靖名誉研究員とのエピソードです。
モーニングセミナーなどで送り迎えをする車の中でいろいろなお話しをされていました。
それはまるで、倫理指導のようなものでした。

※倫理指導とは、会員特典の1つ。経営、家庭、人間関係等による悩みについて指導を受けれる。

その中で、松丸先生に

「節をつけているのか?」

というお話しがありました。

節目をつけなさい。

あなたの足元に揺らぐことがあっても、
竹のように節をつけると、いろんな嵐があっても
それに対して耐え忍ぶではなく、揺らぐようになっていく。

川内美喜男法人スーパーバイザーは、
自分自身は「我」の塊でした。と振り返ります。

その我を取り除くことができてくるのが、
「節目」をつけること。

あなたの足元に揺らぐことがあっても、
竹のように節をつけると、
いろんな嵐があっても
それに対して耐え忍ぶではなく、揺らぐようになっていく。

その捉え方ができるのが、節目が大事であった。
とそれが初めての倫理指導だったのではと、今は思っているとのことです。

【会社設立の節目として行われた周年行事】


節目を特に感じられた出来事として、会社の20周年の行事のことでした。
※現在は36期に入ったところ

松丸先生とのお話をしたとき、19年が経ち、来年が20周年の時でした。
そこに向けて、プロジェクトチームを立て、20周年に向けて準備をしていきました。

場所は、大磯プリンスホテル。
九州にも4事業所もあるため、バスでお越しいただき式典が始まりました。

その中で、式典でプロジェクトチームリーダーにあるお願いをしました。

一般的に、

取引先のお客さん、お世話になっている同業者、金融関係の支店長など
世話になっている方をお招きします。

それを一切呼ばないで、式典に来るのは、

「社員と社員の家族だけにしてほしい。」

とお願いをしました。

周りの方が最初は反対をしました。
それは一般的に例がないのでは?

そこで、「例がないのなら、つくろう」

と伝え、社員と社員の家族だけの式典が実現していきました。

その一つの目的に永年勤続でやっている10名の方々に、
親に対しての作文を作ってもらい、会場で発表していただくことでした。
家族への想いを話す場を用意したのです。

「この会社に子供を入れてよかった」

という感想をご家族の方から頂きました。

そして、スタッフ一同から、会社を設立し、みんなの親父的存在として感謝状や寄せ書きなどをみんなから愛を込めてのメッセージがありました。



川内美喜男法人スーパーバイザーの想いが伝わっていたと感じた出来事だったようです。
また、よかっただけで終わらさず、たくさんの反省もしていきました。

また、

「いまここじぶん
その合計がじぶんの一生」
みきを
という色紙を一人ずつ、みんなに配りました。

介護施設を運営していますが、
利用する高齢者を高齢者と呼ばず、「歳を重ねた人」と呼ばれています。

それは、過去は過ぎ去るものではなく、重なってきたものだからです。

一般的にはは過去は変えられないものと言われることが多いですが、
重ねてきたものと捉えることで、過去は変えられる。そんな感覚になっていきます。

それは、過去の出来事を捉える自分自身が変わってくる。
と言えます。
25周年、30周年と積み重ねていく中で、
会社としての節目を大事にしていきました。

それは、会社だけではなく家族にも伝わり、
ご家族としての関係も深めていく出来事になっていました。

【それぞれの立場を大事にして節目をつけていく】

倫理法人会で、万人幸福の栞13条「本を忘れず、末を乱さず」。

自分達がここにいるのは先人やご先祖がいたからこそ、
過去の積み重ねで、今があり、より頑丈にしていく。
そのためには、
一つ一つの節目をつけることで、学習すること、反省し、
その中で、それぞれの立場を大事にしていく。

社長、親、夫、先人・先祖からの過去を積み重ねてきた今の立場。

それは、自分自身だけの側面を見たものではなく、
周りの環境や相手の立場も同時に立っての立場にも感じられました。

川内美喜男法人スーパーバイザーは奥さんに対しては、

「朝から女房の笑顔をどうつくるのか?」

ということを大切にされています。
それぞれの区切りをつけることが仕事でも家族でも大事。

そんな言葉で締め、
軽快なトークでジョークを交え、参加者の笑顔も大切にされた講話でした。

高橋拡 記

第721回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー

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