(株)だるまや京染本店 代表取締役 八木 賢一

呉服屋兼洗い張り職人という家業を継いでから今日まで

第709回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー
テーマ:『 呉服屋兼洗い張り職人という家業を継いでから今日まで 』
講話者:(株)だるまや京染本店 代表取締役 八木 賢一 氏

 「着物」と「洋服」の決定的な違いは何か?

 「反物」からつくられる「着物」は、すべてほどくと「反物」に戻るのだそうです。そうすれば、サイズも自在に変えることが出来る。すなわち、祖母から母へ、母から娘へ、サイズが違っても引き継いでいくことができるのが「着物」。「洋服」はサイズに合わせてカットしてしまうのでサイズ変更は出来ません。これが「着物」と「洋服」の決定的な違い。

 本日の講師は、(株)だるまや京染本店・代表取締役の八木賢一さん。大学を卒業してNTTコミュニケーションズに就職後、26才で家業を継ぐ。

 家業を継いだ理由は2つ。一つは、自分が継がないと廃業することになってこと。そしてもう一つは、やっていける自信もあったから。

 入社した2008年を100とした場合、直前の3年間で180から100に半減していた時期だった。2016年には200、2022年には250まで順調に業績を伸ばしている八木社長の秘訣。

 それは従来、約8割が平塚市内のお客様だった割合をIT・デジタルを駆使して、全国区に拡大することに成功したこと。ブログ、SNS、YOUTUBE、を駆使し、お客様目線での情報発信が大成功。

 八木社長はこう語ります。売上アップは「強み」✖「伝え方」。

 自社の「強み」を、しっかりと「伝えて」大成功を成し遂げた八木社長。本業とは別に「平塚まちなか活性化隊」でも地域貢献で活躍されています。

 とても刺激を受ける講話でした。

会員 山本 拡司 記

平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー  『 呉服屋兼洗い張り職人という家業を継いでから今日まで 』
平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー  『 呉服屋兼洗い張り職人という家業を継いでから今日まで 』

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