第708回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー
テーマ:『 万人上達の栞 』
講話者:埼玉県川口市倫理法人会 会長(株)メディコム 代表取締役 松田 伸一 氏
今回の講話は、埼玉県川口市倫理法人会の会長、松田伸一氏。タイトルは万人上達の栞ということで、倫理法人会の学びをゴルフ上達に絡めてお話しいただいた。
何を隠そう私は20代の頃ゴルフ用品を販売していて、運動の仕事についてからもゴルフを嗜んでいる。その他にもスポーツに関わる中で、人生とスポーツを重ねることは多い。特にゴルフはメンタル要素も大きく、人間性も出やすいスポーツだからこそ、倫理の学びは直接上達に結びつくのは納得だ。
先日のゴルフで60代を出したという松田氏の大学ゴルフ部で鍛え上げられたという腕前はプロ級だ。しかしそんな松田氏は小児喘息で10歳まで運動もできなかったという。体育はいつも見学。そんな息子のリハビリのために、父親の後をついてゴルフ場に。それがゴルフとの出会いだった。
決して才能があった訳ではない。やはり上手な父親を見ていて簡単そうだと思っていたが、初めてやったゴルフは散々だった。そんな悔しさが、その後の努力の源泉かもしれない。その後ゴルフの名門大学を、努力と熱意で合格。
しかし待っていたのは地獄の体育会生活だった。真夏のラウンドは2ラウンド半、しかも先輩全員のバッグを担ぎ、バンカーならしやディポット埋めなどしながら、水も飲めずに走り回る。当時とはいえ想像を絶するような、厳しいゴルフ部で鍛えられていく。
万人幸福の栞は17条からなるが、その栞に合わせてゴルフの上達を丁寧に説明してくれた。
ゴルフ部時代にはスタッフとして、青木功やバレステロスなど、往年の名プレーヤーのバッグを担いだり、一流に触れてきている。ゴルフを人生に絡めて語る人は少なくない。それはゴルフからも学んでいる証。一流の経営者にゴルフ好きが多いのは、このためだろう。
トッププロの言葉から、我々の生きるヒントを教えてくれた。自分の技術に謙虚になれば、最高の攻略ルートが描ける。10ステップルール、マイナスを引きずらないために、10歩歩く間に気持ちを切り替えるそうだ。
そして栞のなかから、ゴルフの心がけとして、いつもよく聞くフレーズでまとめられた。ふんわりと、やわらかで、なんの不足も不満もない心。失敗してもこれが良いと、切り替える。
ゴルフは自分の心が如実に現れる。つまり事業でも生活でも、ゴルフでの経験はそのまま擬似体験となる。ゴルフを通して仕事や普及にもつながるという松田氏。
最近あまりゴルフをしていない。遊ぶことの大切さ、遊びから学ぶことの大きさを改めて感じるとともに、倫理は全てに繋がる法則なんだと、改めて感じる講話となりました!
専任幹事 内山 聡 記
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