第706回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
テーマ:『 癌になって分かったこと 』~倫理やってて よかった~
講話者:相模原市倫理法人会 相談役(同)わざあり 代表 石井 正一 氏
相模原市倫理法人会相談役で(同)わざあり代表の石井正一氏のお話。『癌になって分かったこと』をテーマにお話しされました。
山梨県生まれの62才。倫理歴は2009年入会で13年。とても舌癌をされた方とは思えないくらいお話しがスムーズで上手。テンポ良いお話の間に、時折ペットボトルで口に水を含む。舌癌の影響で、唾液が出づらくなっているとのこと。
手術をしたのが昨年の1月とおっしゃっていたので、術後1年半。手術後は10日間は大きなチューブを鼻に差し込んでの食事。要は口からモノを食べることが出来ない。
食べれない・飲めない・しゃべれない。
普段はツーカーだったはずの奥様とも会話にならず。お互いいらだつことも増え、会話が減っていたのだといいます。
「これではいけない」とリハビリに全精力を傾けるようになりました。舌のリハビリは想像を絶するほどキツく、何度も、何度も、辛くて投げ出しそうになったそうです。リハビリは、毎日毎日やっても、日々の変化は感じられないそうです。
ただ出来なかった事が、ある時、フッと出来るようになる。図で示すと、右肩上がりの線【↗】ではなくて、毎日は横ばい【→】、でもある時急上昇【⤴】という流れの繰り返しだそうです。
倫理をやっていなければ、倫理指導を受けて継続することの辛さや重要性を学んでいなければ、このリハビリも継続は出来なかった。
がん宣告をされた時は、倫理を学んでいたおかげか、「受け入れる」ことが出来、それほど動揺もしなかったという石井氏。ただ奥様の動揺は想像以上に激しかったといいます。
倫理指導では、舌癌になった理由は「人を責めてばかりいた口」に問題があったから、と言われ「奥様を一番傷つけた、謝りなさい」と指導を受け、素直に奥様に謝ったら「私よりも長女の方が傷ついている」と言われ、長女にも謝罪。
そんな石井氏、今日の講話では、とても良い顔をされていました。舌癌という苦難を乗り越えて、きっと今、幸せなんだと思います。明後日、3番目のお嬢様の結婚式だそうです。
今日もとても勉強になりました。ありがとうございました。
会員 山本 拡司 記
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