第697回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー
【ウチナーンチュとして実践し続けていること】
講話者:東京都赤坂倫理法人会 会員(株)ジュリエット 代表取締役 松尾ジュリエット吉子 氏
今回の講話は、ジュリエット氏。本名は松尾吉子。沖縄生まれの日本人だ。ちなみにご主人はロミオ(笑) 自分だけでは無く、人にもニックネームをつける、とても明るく、社交的な方で、倫理法人会でも全国に強固なつながりを持つ。
そんなジュリエット氏との出会いは、先日当会での博多みなと倫理法人会相談役茨木氏の講話の前夜祭。茨木氏の紹介者として、平塚に応援に来られた。
沖縄県は那覇市首里出身の彼女は、とにかく明るい、マシンガントークで、沖縄のことを話し始めた。沖縄といえば今年本土復帰50周年。沖縄には戦争という辛い過去がある。そして記憶に新しい首里城の火災。現在は修復が進んで、また新たな首里城が再建されているそうだ。
その火災の日、たまたま沖縄に帰っていたジュリエット氏は、ニュースで火災を知った。すぐ近くの自宅(セカンドハウス)にいたため、外に出ると火災を目の当たりにした。首里城は両親との想いでが詰まった場所。ジュリエット氏は家族のことを話し始めた。明るさの裏にはさまざまな苦労がある。敗戦後の沖縄で、とても貧乏だったこと、うまくいかなかった兄弟のこと。
彼女は各地でサータアンダギーを配っていることで有名だ。サータアンダギーの名前の由来。サータ(砂糖) アンダ(油) ギー(揚げる) 覚えておいてほしい(笑)
それもあり全国の倫理法人会で彼女は有名人だ。それは袖振り合う縁を最大限に活かした結果。
とにかく人に声をかけるそうだ。そしてその出会いが、誰かの人生に影響を与える。
「会いたい人に必ず会える、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎず。」 森信三
今回の講話では、この言葉を再三語った。これが彼女を今の成功に導いた。
あっという間に講話時間は過ぎ、残り5分の合図を見ると、最後に大切なことを教えてくれた。人生は毎日が選択。どっちをチョイスしたら自分は主人公になれるのか? 自分のチョイスが人の人生のチョイスに繋がる。だから人に声をかける。声をかけないとわからない。
「さりげなく、しつこく、さわやかに。」
人の心は読まない。決めるのは相手。倫理の仲間を増やす、普及の極意としての話で講話を締めくくった。どう思われるか? そんな忖度が行動を鈍らせる。チャンスの神様は前髪しかない。即行動が成功の鍵と言われる。
苦労した両親、その負の遺産を背負った、兄弟。そして故郷の悲しい歴史。全て背負った上で、彼女は明るく振る舞う。彼女はビジネスでも大成功を収めている。形あるものはなくなる
見えないものを大切にしよう。倫理と出会って物やお金じゃなく、もっと大切なものに気づいた。それが今彼女が倫理をやる理由。
彼女はそれなりの費用をかけ全国を飛び回り人と人とを繋ぐ、そして沖縄の代名詞サータアンダギーを配りまくっている。それは恩送りの想い。
マシンガンのように喋りまくり、あっという間の35分。ジュリエット氏の運んできた沖縄の風は暴風警報。つまらない悩みをみんな吹き飛ばす、とてもエネルギッシュで楽しい講話でした!
専任幹事 内山 聡 記
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