第690回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
テーマ:『 倫理と出会って 』
講話者:横浜市戸塚倫理法人会 会長 富弥工業(株)取締役 富弥 あすか 氏
今回の講話は、調べたわけでは無いが、おそらく日本一若い女性会長。横浜市戸塚の富弥あすか会長の講話。なんと20代。しかし倫理歴は10年と長い。ということは、10代で入会している?
入会したのは父親。解体業を営む父の会社に所属しているあすか氏は、付き合いで入った父親の代わりに、行けと言われて参加したのがきっかけとのこと。まだ10代の彼女だが、父が行けと言ったら、はいと言って参加したという。しかしやはり朝は苦手、最初は終了10分前に参加するという、なかなかユニークなスタートだったようです。
そんな彼女も当時の会長が、幹事という役を与え、父親ではなく自分の名前の名札を作ってくれたことで責任感が芽生え、徐々に早く行くようになり、ついにはモーニングセミナー前の朝礼から参加できるようになった。
彼女の素晴らしいところは素直さだ。社会に出たことが無いに等しい彼女は、倫理法人会でゼロから学ぶことになる。しかし天性の素直さは強い。お役から、朝礼から、先輩のアドバイスから、どんどん学びを深め、今や会長として立派に会を束ねている。
倫理法人会には、主に親から会社を引き継ぐ方向けの、後継者倫理塾という研修システムがある。彼女はそこにも参加した。そこでの課題は両親の出会いのきっかけ、創業の想いなど、親の想いを知ること。子供が産まれるにあたり、しっかり自分で稼ぎたい。そして仕事への思いは、顧客だけでなく近隣への配慮を重んじることが大切だと語る父親をみて、改めて父親を尊敬できるようになった。
自分を知り、両親を知り、祖先を知り、周りの人を知っていく。眩しい限りの彼女の素直さは、人を成長させる。眩しいというのは、自分と照らし合わせるからだろう。素直というには程遠い、見栄やプライド、周りの目にとらわれて、目の前に起こることを素直に受け止められない自分。
しかし彼女を見ていると、問題を素直に受け止めてただ対処していく。そんなシンプルな学び方をすれば、どんどん成長できる。正に倫理法人会で学ぶ純粋倫理で言う、純情(すなお)そのものではないか。
ひねくれた自分の心をも洗い流してくれるような眩しい笑顔に、大いなる勇気もらうと共に、彼女が今後どんな活躍をされるのか、とてもワクワクするような朝となりました!
専任幹事 内山 聡 記
コメントを残す