第651回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
テーマ:『 イタリア人に学ぶ楽しく生きるコツ 』
講話者:平塚市倫理法人会 会員 日本オーガニックワイン協会 会長 堀井 俊之 氏
ホーリーこと堀井さんは、平塚市倫理法人会の会員。お洒落なオーガニックワインの人で、倫理法人会の中でも多くのホーリーワインのファンがいる。倫理体験も臨死体験もしてないけど、と前置きから笑いを誘い、洋書屋から洋酒屋へという略歴から講話はスタートした。
華麗でお洒落なイメージのホーリーさんだが、子供時代からの経歴は、やはりお洒落な洋書屋という家庭で育ち、でもその後苦しい時代を送る。洋書屋を継ぐために、ドイツ留学をする予定が、当時社長だった叔父さんが急死、留学を断念し、父も働くに洋書屋に入る。海外の書籍が珍しい時代、言い値で売れていたという。ホーリーの時代はそれほどではないが、バブル期真っ只中、それなりに順調だったそうだ。そのお父さんは後に膠原病になってしまったという。しばらく闘病していたが、その頃社長の代わりにバリバリ働いていたが、入社19年で突然会社をクビになる。
振り返ると当時天狗になっていたと、振り返る。父親にも正論という暴言を吐き、病気の原因のひとつではないか? 5000万の借金を3000万にしたが、正しいか正しくないかの正論は人には届かない。
仕方なく独立するが、洋書屋は斜陽産業で、ある縁からオーガニックワインの輸入販売に転向。
出始めのFacebookを利用して、開拓するが、うまくいかなくて、塾講師、ピザ配達、VIPのドライバーなどで生計を立てる。
一流の経営者は「ドライバーを名前で呼ぶ」
二流の経営者は「運転手さん」
五流は「おい」という
アルバイトのドライバー時代の経験をシェアしてくれた。
2014年、ある人の紹介で入会、倫理法人会の方のお陰で、毎月ワイン会を開催、資金援助で洋酒を輸入でき、商売が軌道に乗り始めたという。倫理法人会に入会当初から、倫理法人会のレジェンド達に次々とサポートを受けている。これはやはりホーリーさんの人徳だと思う。人は鏡、ホーリーさんは場を和ませる空気を持っている。
講話ではあまり触れなかったが、さまざまな苦難の中で、天狗になったり、挫折したり、そこから今に至るまで、大きな変化をしている。その中から学び取ったのだろう。あと五分の知らせで、講話のタイトルイタリア人に学ぶ楽しく生きるコツを披露してくれた。
コメスタイ? come stai ご機嫌いかが?
と言われたら、元気だよ、ではなく
ベニッシモ benissimo めっちゃ元気
と言う(答える)こと。
いいことがあったら、またいいことがあると思うことが大切。
最後は会の先輩から頂いた「運気を開く」という本の実践から、この一年で大きな変化があったという。しかしその変化を語ることなく時間切れ。その続きはシェア会のあとに語ってくれ、その書に書かれている5つの大切なことをシェアしてくれた。
・大いなる何かに導かれている
・全て自分に原因がある
・全て意味がある
・自分を育てようとしてる
・逆境を越える叡智は全て与えられる
これを信じて実践しているとこのと。
なぜこうも多くの人に気に入られ、支援が集まるのか?
最後に理解できたかもしれない。
信ずれば成る。
一貫してホーリーさんはイタリア人や感銘を受けた本などから学び、それを意識的に実践しているんだと思う。明るくポジティブに物事をとらえることで、未来は引き寄せられる。厳しい時代もあったと思うが、それを笑顔と実践で乗り越えて、今がある。毎週休まずzoomから参加される姿勢にも現れる地道な実践。
厳しいときこそ、明朗な心でベニッシモと言おう。
専任幹事 内山 聡 記
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