第635回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
テーマ:『 自分が源 』~まずは素直さの実践~
講話者:平塚市倫理法人会 会員 医療法人社団ケンキントクリニク 理事長 佐藤 研 氏
今回は平塚市倫理法人会の会員で、小児科を開業しているドクター、佐藤研さんの講話でした。研さんは超多忙な小児科のドクターでありながら、基礎講座などにも積極的に参加される勉強家という印象。先日も私も参加した、一緒に2泊3日の経営者セミナー(通称富士研)にも、一緒に参加していました。
講話前半はお兄さんと妹の間で小児科のドクターの次男としての子供時代の話から、へそ曲がりだという自己分析を披露。一度東京都の職員を経て、医者になるという使命に気づき、医学部に入り直して夢を叶えるまでの軌跡をお話くださいました。鉄道が好きで、東京都も交通局で鉄道に携わる配属を蹴ってまで、二足の草鞋で医学部に合格し夢を叶えるあたり、その性格はへそ曲がりというより、信念の強さを感じました。勤務医を経て、縁があって今の茅ヶ崎にクリニック開業のオファーを受ける。人のために頑張ってきた人には、チャンスが訪れるのだと思う。
しかし順風とはいかず、医師から経営者という立場も加わり、経営の難しさに直面する。女性スタッフの信頼を得られず孤立、開業二年でスタッフ総入れ替えというつらい経験をする。そんな中、医師としてだけではなく、経営者としての学びを始めるが、その中で倫理法人会にも出会うことになる。
その学びの中で、自己を知るワークにより、幼少期の母親に対する記憶にたどり着く。困った時にうちに入れてくれなかった母親。自分と2人で遊んでくれなかった父親。子供心に寂しさを募らせていたことに気づき、それが人に甘えられない性格に繋がった。それに気づき、手放せたことで、毒が抜けたように素直になれたという。
始め倫理法人会は幽霊会員だったが、そんな学びの中で、倫理法人会の学びが腑に落ちてくるようになった。栞にみんな書いてあった。もっと早く気づいていればともおっしゃっていたが、これまでの学びが繋がったという実感なのだと思う。
素直になれた自分で、今回の富士研に参加して、さらに磨かれた研さんには、人生をかけて行いたい目標があるという。これをやらなければ死ねない。これができたら死んでも良い。残念ながら、それが何かは教えてくれませんでしたが、迷いなく目標に向かって、力強く進む姿は、充実感に溢れていました。
子は親の心を映す名優である。日々お子さんを診ている研先生は、それを実感する毎日だそう。子供が言うことを聞かない、おとなしくしない、つい子供のせいにしたくなるが、自分を振り返った方がよさそうだ。
一緒に学ぶ仲間を知る。とても大切で嬉しいことだと思います。改めて素晴らしい仲間に恵まれていることに感謝の念が強くなりました。
専任幹事 内山 聡 記


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