平成26年11月30日(金)の講話は、最上勝弘倫理研究所法人アドバイザーによるものでした。テーマ、捨てるよろこび。本日の講話は、テーマにまつわりとても参考になる言葉が、多く講話の中にちりばめられていました。
「人は、未来に生きるのだから、過去の成功体験は捨てる」、「羞恥心を捨てる」、「わがまま、怒り、妬み、心配を捨てる」等々。通常、意識しなければ「捨てる」という発想を持たないもの。そこを「捨てる」という発想で心を前向きにする術、勉強になりました。
ただ、私の心に強烈に響いたのは、捨てるというテーマにまつわるお話よりも、「良かれと思い、やると決めた事は、10年間ぐらい続けて習慣にするが、10年間続けたことも、やらなくなると元に戻ってしまうもの。良かれと思い、やると決めた事は、30年間ぐらいは、やり続けましょう。」という法人アドバイザーの言葉でした。
良かれと思い、始めたこと。1年、2年も続けば、すっかり習慣になったなと感じることは、沢山あります。もう1年、2年続けたのだから、少し休んでも大丈夫、少し休んで、また始めれば・・・、なんてすぐ考えてしまいます。それを10年も続けたら自分だったら立派過ぎると考えるところ。
う~ん、軽く30年間ぐらいは、続けないとと言われると、下手すれば続けている最中に、人生終わることもあるよな~。それは、完全に習慣と言えるよな~。う~ん、そう考えるのか、今日も朝から自分の甘さを感じ、勉強になりました。
講演概要
苦難感:不自然な心 調和しない生き方をしている
その人をよりよくするために苦難が来る。そう思って受け止める。
なぜ来たのか?何のために?自問する。わがままを取るため。と受け入れる。
ただし転変地変は別。そのあとどう生きるかが問われる。捨てるもの(変えるべきもの):わがままな心。
苦難が来たとき、喜んで受ける そのとき実践ができる。
自分のご先祖様の徳を今自分が生きている。
先祖様の苦難を今受けていることもある。
いま、そこから逃げ出せば自分の子孫たちに残すことになる。物の見方・考え方を変える:「にっちもさっちも行かないとき」<これがよい>と受けきる。
「心」は「全身」にある。「心」が「脳」を動かす。
5年ほど工場建物を知人に貸した。知人は産廃の中間処理施設として使っていた。
知人が死に、その会社の社長も逃げる。家賃は入らず、膨大な産廃の詰まった倉庫だけが残る。
行政に相談に行ってもどこへ行っても解決しない。
産廃を処理するだけでも3000万円の費用がかかる。そこで、倫理指導を受ける。
「これが良い」と言葉に出せ。との指導。実践した。そうしたらひょんなところから「借りたい」という人が現れる。
その人が産廃も処理してくれることになった。
4000万円かかったそうだが無事に解決を見た。成功の秘訣:心配事は寝るときにはいったん捨てる
ねたみ、そねみ、怒り、そうした感情を捨てて眠る。
朝になったら悩めばよい。(神道のお祓いと同じ!!:筆者注)「ハイ」の絶対境:「ハイ」を心から言っているかどうか
赤心(せきしん:まごころ)まことを尽くしているか
生命の原点に回帰する。「わがまま」を捨てる最短の道
- 純情「すなお」なこころを持ち続ける。親ご先祖さまとつながるこころ
- 涙を流すほどの感謝をしているか?
- ご先祖を大切にしないと根をなくす
- 「おかげさま」「ありがとう」を言葉に出す
捨てきったとき思いもよらぬ効結果が生まれる。
「万人幸福の栞」は毎週輪読はするけれども、「序」のところはあまり読まないのではないか?ここに実は真髄とも言うべきところが書いてある。
ここには、この本がどういう本なのかがかいてあるのだ。「実行によってただちに正しさが証明できる生活の法則」が書いてある。
よく読んでみて欲しい。心に具体的な目標を定める。
日々進化させてゆく。「即行」「断行」「貫徹」が大切である。
「習慣」はともすれば「マンネリ」を生ずる。恒に自分に問いかける、問い直す。10年続けないとダメ。30年やれば本物 と思ったほうが良い。
上には上がいる。毎日40年間母親にハガキを出し続けた人がいる。
いやになってもやめないこと。(注:従前のマザーテレサの言葉と同じ!筆者)
最上講師の家では
「最上家繁栄の朝礼」をこの10年奥様と行っている。
わがままが取れる家訓
- 親・先祖を大切にしよう
- 質素・倹約に励もう
- 今日あることに感謝しよう
と唱和し、「職場の教養」朗読も行う。そして感想を述べる。
これが夫婦仲を良くしてくれている。先達の人たちで、成功者はみな口々に「運が良い」という。
自分が自分がという人は少ない。ハイという素直な心と「運がよい」という感謝の心が人生を切り開き変えてゆく。
副会長 成瀬正憲
会長あいさつ 会長 篠ヶ瀬隆
会員スピーチ 幹事 和田文雄
11月半ば、青の洞門・高千穂峡・熊本城・など九州旅行を堪能した。
その道中、日本一の添乗員と言っても過言では無い、すばらしい「添乗員さん」に出会った。
なにしろ紅葉の時期なのでどこへ行っても大変な混雑だったのだが一台のバスに44名の乗客がいて、5つのホテルに分散宿泊させるという離れ技を、何の苦も無くやり遂げるのである。
一乗客だったのだが、あまりの見事さに思わず声をかけてしまった。
すると倫理研究所の「職場の教養」を使って日々学んでいると言うことを知りびっくり。プロは常に進化する。ということを学んだ。
明るく、笑顔を絶やさず、渋滞を避けるために声を張り上げることなく、やさしく声掛けをしながら、和やかに旅行日程をこなして行く姿にプロフェッショナルの姿を見た。
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