第618回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
テーマ:『 純粋倫理三つの特徴 』
講話者:(一社)倫理研究所 理事 野中 真一郎 氏
今回のモーニングセミナーは前日の倫理経営基礎講座に引き続き、倫理研究所の野中真一郎理事のご講話でした。倫理研究所の理事には、研究所に籍を置く方と、一般の企業の経営者で任命される方があり、野中理事は後者で、九州で物流の会社を経営されており、その体験を踏まえたご講話でした。今回の講話タイトルは「純粋倫理三つの特徴」というタイトルでした。
平塚市名物になっている、安藤副専任幹事による案内動画をご覧になった方、同じことを考えた方も多いのではないでしょうか? 倫理で三つと言えば、明朗、愛和、喜働。しかし、今回の特徴はそうではありませんでした!一緒に振り返りたいと思います。
特徴の一つ目は、徳福一致ということについて、ご自身の体験からお話いただきました。物流倉庫建築という大きな投資をする際、倫理指導を受けると、社会のために建てなさいということで、自社の利益を取ることなく建築、その直後にリーマンショックに見舞われる。仕事は途切れ、厳しい状況に追い込まれるが、その時に荷主から今の現状に合わせた値上げを持ちかけられ、結果危機を脱して投資の回収ができたとのこと。
二つ目は実践が大切ということ。何度本を読んで覚えても、何も変わらない。お母様が大きな病気をされた時の倫理指導より、お母様に謝罪するという実践をされたお話。遠く離れて入院されているため、神社からお母様のことを想って謝罪するという実践をされたそうです。その後お見舞いに行くと、そのことが通じたかの如く、お母様は息子さんのことを看護師さんに話していたとのこと、さらにその後奇跡的に回復されたそうです。
そして三つ目は心が先行するということ。心が全てと繋がっている。たとえ離れていても繋がっている。身体も、人も、物も、自然も全て心と繋がっている。実践も心が入ってないと、徳福一致は起こらない。
わかりやすく実践を交えて、純粋倫理を自分に活かすポイントをお話くださいました。お話を伺っていると、まさに倫理経営を実践されている。そして話は自然とのつながりについて。ユーモアを交えながら、実践の大切さから壮大な地球倫理まで盛り込まれ、とても有意義なセミナーとなりました。
専任幹事 内山 聡 記
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