平塚市倫理法人会

人生と浪花節

第599回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
テーマ:『人生と浪花節』
講師:林 達夫 氏 渋谷区中央倫理法人会 会員、アークデザイン(株)取締役会長

 講師の林 達夫 氏は、御年87才。しかしながら、名前が呼ばれると同時に「無法松の一生」が流れ、会場内を歩き回り、握手をしながらフルコーラスを歌うという型破りな出だしで一気に会場の雰囲気を盛り上げてくださいました。。
倫理法人会のメンバーを前にして「倫理なんて知らないし、そんなくだらない事を言ってないで、浪花節だと言えばいい。」などと豪快に言い放たれ、もしかしたら気分を害した会員さんもいたかもしれませんが、全てご自身の体験から考え学んだ実体験のお話は、非常に迫力があり、倫理に則した内容でした。倫理を学ばずとも、自分の体験から考え、知ると知らずに関わらず倫理に則した行動を取れる人もいるんだなというのが、驚きでした。

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 お話の中味については割愛させていただきますが、ご自身のエピソードを色々とお話された中で、私がいいなと思ってメモしたものがありますので、それをここに羅列させていただきます。
・経営の3原則、「人」「物」「金」。無い様で有るものは「物」「金」、有る様で無いものは「人」(人財)。
・自分の人生で、どれくらいの人が自分の傍にいてくれるか? 寄り添える人がいますか?
・人との出会いで人生は大きく変わる。
・全うするの「全」の字は、人の下に王様がある。
・椅子に座って待つな!
・人の名前はフルネームで呼ぼう!
・人のために汗をかくこと。
・いつもお礼を言う事。出席率が悪いのは役員の責任(心使いが足りないから)。人のせいにするな。役員は気を付けろ。(ドキッ)
・進むだけではない、引くことも大事。
・石塚 秀男氏の「がんばるんだよ」の言葉、その時の眼差しと手の温もり。
・順調に行ったら人が見えない。人が見えないから判断を間違える。落ちぶれると人が見える。
・自分への誓いは生涯守り続けろ!
・卑しい人間と言われたら最後、卑しくない人生を送れ!
・本当の勲章は、決算書。決算書とは、人望、尊敬、生きて来た道。役職よりも、どれだけ人望があったかが大事。人の勲章はどれだけ人望があったか。

 メモに残っているだけでもこれだけの事を話してくださっていました。これらの事を、ご自身の体験から学び、それを人に伝えているというのは、改めて凄いことだなと感じました。そして、終盤になって気が付いたのですが、林氏の我々に語りかける眼差しはとても温かいものでした。?咤激励されているんだなと感じられて嬉しい気分になりました。私の様な凡人は、なかなか豪快な体験は出来ませんが、こういうお話を聞き、疑似体験を通じて気付いたことを、ひとつでも実践し、自分の人生を良い方向に変えて行きたいと思います。今回も多くの気付きをありがとうございました。

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コメント

“人生と浪花節” への1件のコメント

  1. ターコイズ

    安藤さん、復習になりました。ありがとうございます。
    リンタツ節、痺れましたね?
    歌と共に始まった講話は、初めての体験でした。
    経験に裏打ちされた示唆に富んだお話しに身が引き締まりました!

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